小学4年生の算数【式と計算の順序()を使った計算問題】

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学習の目的

計算のルール・決まりを覚えましょう。

基本原則
1 計算は式の左側から順番に計算をする。
2 +-×÷があるときは、×÷を先に計算する。
3 ()があるときは、先に()の中を計算する。
※()の中でも、×÷を先に計算する。
今後、学年が上がるにつれて分数になったり、小数になったりといろんな計算問題が出てくると思いますが、
今回学習する基本は今後も変わらないことなので、しっかりと身につけておきましょう。
逆に、基礎さえ出来ていれば、どんなに応用になっても問題を解くことが可能となります。

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動画で解説

足し算から始まり、引き算、3つ口の計算、掛け算割り算といった具合に、いろんなことを学習する小学生。
今回の計算の順序を覚えて四則計算は学習は完了したことになります。
すべての計算が入っている問題になるので、復習には持ってこいの問題になります。

自分は、この()のある計算はとても好きです。
式を見ながらどこから解いたらいいかなって考えているのが楽しいなって思ってました、
途中式で100や10を作って自分なりの答えの出し方がを見つけてから一気に算数が好きになった気がします。
計算問題に慣れてくれば、()や×÷の順番を気にしない方法も見えてきます。
自分で勝手に()を作ったり、式に書かれている数字を変えて計算をしやすくするという方法です。
例えば、6×(499-150)の場合、6×(500-1-150)という形に変更することが出来ます。
そして、()の中かだけではなく、先に掛け算をしてしまい、3000-6-900となり正解は、2094となります。
これは、特殊な考え方になりますので、まずはセオリー通りに問題を解いていきましょう。
問題をこなすことで、見えてくる時がありますので、それを楽しみにやってみるのもいいかもしれません。
逆に()のある計算方法を知っていることで出来る応用問題も出てきます。
自分が好きなのは99×5を()のある式にすることで簡単に解けることです。
5×(100-1)と置き換えることが出来るので、500-5で答えは495となります。
通常通りに計算すると、計算が複雑になり筆算などを使って計算する羽目になり、算数嫌いな子どもにとっては苦痛でしかありません。
でも5×100と5×1となれば誰でも簡単に計算は出来るし、そのあとは単純な引き算です。
こういった工夫した考え方もできるんだよというのが今回の単元です。

算数が嫌いな人にとって、式と計算シリーズは好きになるきっかけになる単元だと思います。
基本やルールを学習するので、学校や塾で勉強するときは過去の復習を学ぶことが出来るので、苦手を克服するチャンスとなります。
今回の単元では四則計算の基礎を学び直すことも出来ます。
計算が苦手だと思っていたり、算数が嫌いだという子どもには、算数が得意になるためのチャンスのある単元です。
そもそも算数のルールの延長線上を学ぶので、前の単元の復習をするのは必須となります。
その時に、忘れている部分の再発見をして必ず分からない部分、出来ない箇所をマスターしていきましょう。
こういう時は、復習をするいいタイミングなので、俯瞰で見て自分には何が足りていないのかを探して、把握することが出来ればいいのですが、ほとんどの勉強嫌いな子どもにはそれが出来ません。
そうなると、お手上げ状態になると思いがちですが、こういうときは一気にすべての問題を学習して何が苦手で何が出来るのかを確認しましょう。
すべてとなると大変だと思いがちですが、ここでの復習は、足し算・引き算・掛け算・割り算の4つだけです。
これだけだと割り切ればそこまで大変だなっていうことはないことでしょう。
しっかりと時間をとって四則演算の振り返りをしておきましょう。
出来ない部分が出来るようになれば、苦手意識が減ってきますので、苦手意識がなくなってきたら出来る分からで構わないので、算数の問題を少しでも多く解いていきましょう。
中学卒業までは、純粋に勉強時間が長ければ長いほど成績は上がっていくので、算数嫌いから抜け出すことが出来たら、再度、同じような嫌いゾーンに陥らないように気を付けましょう。

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まんまるどりる