10と0を含む掛け算の計算問題
虫食い算(掛け算)
あまりのない割り算
3桁の数のひっ算(足し算)
3桁の数のひっ算(引き算)
足し算と引き算の暗算
時こくと時間の単位
余りのある割り算
1桁をかける掛け算のひっ算
2桁をかける掛け算のひっ算
小数の足し算引き算・大小比較
分数の足し算引き算(分母が同じ)
小学3年生で四則計算の割り算を学習します。
この割り算で四則計算はすべて習得となります。
小学校に入学してからの3年間で数学の基礎を学びきります。
時計や、長さ、体積などいろんなことを学びますが、計算の基礎はこの加法(足し算)・減法(引き算)・乗法(掛け算)・除法(割り算)です。
この計算を覚えることで算数の基礎を習得したことになります。
なので、この四則計算をマスターしていないと、今後の算数や数学の時にうまく問題が解けなくなってしまいます。
早さや距離を求めるときも、掛け算と割り算を習得していないと答えを出すことは出来ません。
三角形や立方体の面積や体積を求めるのにも掛け算割り算が必要となります。
3年生で学習する割り算は、今後の人生においても使う場面は多々あります。
グループで飲食をした際に割り勘の計算も割り算です。
今の時代はスマホのアプリで簡単に計算が出来ますが、その時も割り算の理論であったり原理を知っていなければ、知らないうちに損をしてしまうかもしれません。
また家や車などの大きな買い物をするときに、分割払いやローン払いにも割り算や掛け算を用いられています。
利率や分割回数などで実際に支払う金額が変わってきます。
計算が分からない人では、相手の言いなりの金額を支払うことになりますが、計算が出来るのであれば、その金額が適正価格なのかを調べることが出来ます。
そういった意味では、算数の基礎が出来るということで人生において少しはプラスになる場面が出てくると思います。
3年生では、分数の足し算引き算も学びます。
これから、分数では通分や約分なども始まってきます。
基本や規則さえ覚えておけばどんな応用が来てもこなすことができるので、まずは基礎基本を習得しましょう。
年間学習スケジュール
小学3年生の算数の年間スケジュールを見てみましょう。
※2020年東京都の年間指導計画を元に記載しています。
4月
【九九の表と掛け算】を学習します。
3年生になると、掛け算でもひっ算の計算を行うので、2年生で学習した九九を復習します。
また、10と0を使った掛け算も学習し、何十倍という概念と0を用いることで答えが必ず0になるということを習得していきます。
また【5×□=25】といった虫食い算の学習も行います。
単なる虫食い算を学習するのではなく、この次に学習する割り算の勉強も兼ねています。
自分は虫食い算は、算数の中でも息抜きできるゲームだと思っていますので、楽しんで学習しましょう。
ただ、この虫食い算についても基本の掛け算をマスターしていることが大前提となります。
九九の記憶が曖昧な状況で、虫食い算を勉強しても一切意味のないものになるので、九九に自信がない場合は、早急に2年生の復習をしましょう。
これからずっと使う計算法ですので、考えなくても答えが出せるぐらいのレベルまでにはしておいて損はないことでしょう。
掛け算の復習が終わると次は【余りのない割り算】を学習します。
割り算の意味・概念や記号(÷)の書き方・式の表記方法を学びます。
割り算を身近に感じるために、子どもたち自身で、割り算の文章問題を作ったり割り算と足し引き算を組み合わせた複合問題を作ったりします。
余りのない割り算なので九九を覚えておくことで計算がスムーズに行うことが出来ます。
また0を割る計算も学習し、0には何を割っても0になるということを覚えます。
ある程度、割り算の概念を理解してきたら、簡単な2桁÷1桁=2桁になる問題を解いていきます。
この問題が余りのない割り算の単元では最後になるので、今まで覚えたことを総動員して答えを導き出しましょう。
5月
【足し算と引き算の筆算 3桁と4桁】の授業をします。
2年生では2桁までの計算でしたが、3年生では3桁以上の筆算をします。
基本的な原理はすべての筆算において同じなので計算力の向上を狙っての単元となります。
繰り上りと繰り下がりに関しては何度も解くことで慣れてきますので、もし難しいと感じるようであれば2桁の筆算を復習しておくといいかもしれません。
たくさんの問題を解くことで計算が早く正確になりますので、1問でも多くの計算問題に触れましょう。
考えて答えを出すわけでもなく、難しい公式を当てはめるものではないので、テストで高得点を狙うことが可能です。
算数の成績に自信がない子供にとって、この単元は自信をつけるには持って来いの単元になっています。
その理由としては、計算をするという単元なので、先ほども書きましたが、何回も問題を解くだけという誰にでも出来ることが必勝法として存在するからです。
算数が苦手な子どもでも、時間をかけて丁寧に問題と向き合えば、たかが足し算と引き算の筆算なので、間違えることはあまりありません。
これを続けていけば、計算力が向上しミスも減り、問題を解くスピードも速くなります。
自分が算数の好きなところは、やればやった分だけ出来るようになるし、テストの点数も100点をとれるようになるとこです。
ただ、重要な難点があって、この同じような問題を何回も何回も解き続けるという行為が出来ない人が多いというということです。
遊び、テレビ、ゲーム、youtubeなどなど、今も昔も、勉強以外に楽しいことがたくさんあります。
その誘惑とうまく付き合っていき、日々の学習時間を確保することで算数でつまづくことから回避することが出来ることだと思います。
簡単だけど難しい、ひたすら問題を解くということにチャレンジしてみてください。
算数が苦手な人には、魔法の言葉に聞こえるかもしれませんが、算数は、やればやっただけ成績があがります。
【時刻と時間】では時間の計算を学習します。
例題として【9時から15分かけて歩いて駅に着きました。駅には何時に着きましたか。】という問題を解くようになります。
時間は60進法で進んでいくので改めて認識をして、60分過ぎたら1時間になるということを覚えましょう。
それ以外にも秒の概念も学習します。
1分が60秒であること覚えます。
今まで50メートル走などで何秒で走れたとか、YouTubeのCMは5秒たったらスキップできるという感じで知ってはいるけど、細かいことまでは知らない子供もいます。
このタイミングで時分秒ということをマスターしていきます。
アナログ時計の長針短針秒針の意味を知ることで、目覚まし時計のセットも出来るようになります。
なんだそんなことかと思うかもしれませんが、目覚まし時計で起きるのも数学という学問が根底にあるということです。
数学なんて勉強しなくてもって言う方がいますが、そんな方でも友達と待ち合わせをするために時間を決めたり、車で移動するときに時速何キロで何分かかるのかを当たり前のように知っているのは、算数や数学の基礎知識として学習しているということがあるからなのです。
6月
【1万~1億までの数】を学習します。
命数法と記数法で1万の位や100万の位といった基本的な数字の概念を教えてもらいます。
数が大きくなるので、1億までの数を並べての数列を作ってみたり、大小比較などを勉強します。
不等号などで数が大きい方を見極めるので、0の数を間違えないようにしましょう。
また、0を3つごとで点を付ける(例 1,000,000)なども覚えてもいいかもしれません。
1万などの大きな単位での足し算引き算をするので単位に気を付けて計算をしましょう。
学習済みの単位の幅が増えるので10倍・100倍・1000倍といったことも出来るようになります。
簡単な計算になっていますが、単位が大きくなるのでケアレスミスが出やすくなるため、見直しを必ずするようにしてください。
ただ、通常の生活をしていると、小学生の段階では1万以上の数字を見ることはあまりないので、学習をしても定着しにくいのかなと思いますが、自然に覚えていくものです。
ちなみに、自分の子どものころは、近所の友達とテレビゲームの【桃鉄】をして遊んでいたので、1万以上の数字から億や兆の単位はよく目にしていました。
桃鉄のいいところは、遊びながら日本の地理を覚えることが出来ることでしょう。
出雲そばの名産地の出雲のある場所を知ったり、盛岡には冷麺が名産なんていうこともゲームで覚えたと言っても過言ではありません。
大きな数字に触れる機会には、教科書以外でもたくさんあるのでいろんなことを探してみてください。
【表とグラフ】も6月~7月に学習します。
大人が当たり前のように使う、正の字での数え方もこの時期に学習します。
資料を見て数を数える際に正の字を使うことで、5つずつまとめることが出来るという、便利な裏技みたいなものですね。
棒グラフの読み書きも学習するので、気温など年ごとの売上のデータを読み解くことも、資料からグラフに書きだすことも可能になります。
棒グラフを比較することと、グラフから状況を読み解く力も身につくので、将来のマーケティングに活かせる知識を培うことが出来ます。
最近の中学・高校受験では、資料を元にグラフを作成したり、グラフから状況を判断して答えを記載せよといった問題の出題率が高くなっています。
グラフを読み解く力は、そのまま受験での合否に直結していきます。
表とグラフで身につく力は、マーケティングにも役に立ちます。
お店で売れているもののデータをもとに次の新しい商品企画を考えたり、いろんな数字を元に自社の役に立つグラフにすることで、売り上げを伸ばすヒントを見つけることが出来ます。
そういう意味では、この単元の最初のうちからつまづくと将来のいたるところで困ってくる可能性が高くなります。
逆を言えば、表とグラフをマスターしている人は、受験に強くなり、いい学校へ進学し、社会に出て会社を経営する側になったときに数多ある情報を元に表やグラフを作り市場を分析し売り上げに貢献していくという重要な学問になっていきます。
7月
夏休み前のこの時期に学習するのは、【足し算と引き算の暗算】です。
算数の授業を通して筆算や掛け算や割り算など様々な計算をしてきたので、加減法でも計算力を上げることになります。
算数の原点ともいえる暗算。上達するためにはひたすら訓練をするしかありません。
逆を言えば、計算力に至っては才能というものないので、誰でも練習をすれば上達することが出来ます。
塾に通おうが、公文式で学習してようが、自宅でプリント学習をしてようがみんな同じです。
何度も暗算をすることで、答えのパターンを覚えてきて答えを出すまでのスピードが速くなります。
暗算をした後は、1学期の復習や夏休みの宿題紹介などを行い夏休み突入になります。
3年生が終わると小学校も折り返しになります。
そのため、3年生の算数の授業では、基本的な四則計算の振り返りが大部分を占めています。
割り算など、新しいことを学習するのはもちろんですが、このタイミングで基礎が出来ていないと、上級生になったときに学習する分数や小数でつまづいてしまいます。
出来る人にとっては、分数や小数が分からなくなることなんてあるの。って思うかもしれません。
なぜつまづくのかを追及していくと、やはりその根底には基本的なことが出来ていないので新しいことが頭に入ってこないということがあります。
分数の足し算を学習するときに、足し算があいまいだと、分数の仕組みや概念を覚えることに100%の頭を使うことが出来ません。
分母分子などの新しい単語がある一方で足し算などの計算が出てきたときにそこで問題が解くのにカロリーを使ってしまいます。
算数が得意であれば、何も考えなくても計算ができ、分数の仕組みや計算のやり方を素直に学習することが出来ます。
でも苦手だと、計算部分で間違いがあったり、時間がかかってしまい、分数の概念などがうまく頭に入ってこなくなりうまくいかなくなります。
夏休みは時間がたくさんあるのでそこを利用してもいいかもしれません。
中学受験を考えている子どもですと4年生から塾へ通われると思います。
塾に入ったからいいのではなくて、塾では学校では教えてくれない中学受験で出題される特殊計算などの解き方を教えてもらったり、受験テクニックなどをプラスアルファで学びます。
その時に、基本的な計算が出来なければ、塾で四則演算を学ぶクラスになってしまうかもしれません。
せっかく大事なお金を使うのであれば、有名校へ受かるためのテクニックを習得してもらいたいですよね。
お金を使って、足し算や引き算を学習するとなんか損をした気になってしまいます。
塾で高度な授業を学ぶために、お家で出来ること基本的なことは徹底的にやっておきましょう。
9月
夏休み明けの最初の授業は【長さ】を習います。
1メートルを超える長さの測定方法についてです。メジャーや巻き尺の使い方を覚えます。
単位としては、キロメートルの概念を習い、1キロメートル=1000メートルということを学習します。
1.5キロメートルは1500メートル。10,000メートルは10キロメートルといった具合に、長さの単位を覚えていきます。
また、長さと時間の量感や100メートルを使った長さの見積もりの測り方などを習得していきます。
長さの知識を頭に入れておくことで、今後、速度を計算で出したり、距離を出したりするときに有効になっていきます。
夏休み明けなので、いきなり計算や新しいことを覚えるということはせず、身近にあって、誰しもが一度は聞いたことがある単元を学習していきます。
長さの後には、【余りのある割り算】を学んでいきます。
今まで学習してきた足し算引き算掛け算の計算では、答えがすべてきれいに出てきます。
それが今回、【余り】という答えがきれいに出てこない・割り切れない問題が出てくるので戸惑うかもしれません。
計算方法と計算が合っているのかを確かめる方法なども学習します。
学習していくにつれて、余りのない、余りのある計算を見極めていくことになります。
これの見極めることについても、掛け算が出来ると答えを楽に出せることが出来るようになります。
また勉強が進んでいくうちに、割り算のあまりというのは、いつでも割る数よりも小さいということに気づいていき、大きくなってしまった場合は回答を直す必要があります。
10月
【重さ】を学習します。
今まで、体重測定などで自分の体重は何キロあるということは知っていると思います。
ただそのキログラムというものが何なのかを学習するのがこの単元です。
重さによる比較・測定を学び、普遍の単位のグラム・キログラムを理解していきます。
1キログラムは1000グラムということを学び、水1リットルは1キロということも一緒に学習します。
重さを使って、単純な計算もします。計算と同時に文章問題でもグラム・キログラムという単位を使用するようになります。
基本的なことを理解したら最後に、トラックなどでの積載量で見かける、トンという単位を学びます。
1t(トン)=1000 kg( キロ)=1000000g ( グラム)となります。
重さは高校生になると、質量保存の法則など、物理で使うことになります。後で使うので覚えておきましょう。
10月には【円と球】も学習します。
円の概念や、今後、面積は円周を求めるのに必要な中心・半径、直径など必要な用語を学習します。
初めてこの時、コンパスを使って円の書き方を学びます。
何に使うんだろうと思ってたかもしれませんが、このタイミングで初めてコンパスを使います。
コンパスで円を書くときは、何度も何度も重ね書きをしてしまうと、汚くなってしまうので、一回で書けるようになるまでたくさん練習してきれいに書けるようにしましょう。
円の直径と中心の関係についてや、コンパスを使って円の中心を見つける方法などを学んでいきます。
円と同時に球についても学習します。
円の体積についてはまた今度学習していきます。
11月
【何倍でしょう】を学習します。
これは掛け算の種類です。何倍ということを覚えると、元の数を調べることや二つの数字を並べて量を比べることが出来るようになります。
また掛け算のバリエーションとして、3つの数の掛け算を学習します。
この時の計算方法は、左から順番に計算するのではなく、答えを出しやすいように工夫して計算する方法を学びます。
この後に、計算の順序も学習し、乗法の結合法則を学習します。
この乗法の結合法則とは、掛け算の場合、掛ける順番を並び替えても答えは変わらないということです。
法則を知ることで、計算が少し楽になり算数のひっかけ問題やイジワル問題に挑戦することが可能になります。
掛け算についてのおさらいを終えると、【1桁を掛ける掛け算の筆算】を学習します。
足し算引き算とは違った形での計算方法で、九九と足し算の知識が定着していれば分かりやすいと思います。
掛ける順番、足し方を覚えればいいので、プリントを使ってたくさん問題を解きましょう。
3学期には2桁の筆算を学習するので、桁数が増えても本質は変わらないので今の段階で基礎固めをしておくといいかもしれません。
11月下旬には、【式と計算】も勉強します。
計算の決まりとして掛け算と足し算が同じ式にあった場合、掛け算(乗法)から計算しなければならないという法則を覚えます。
これを知っていないと計算問題を解いて答えを見たときに違うことに気がつかなくなってしまいますので注意してください。
また、このタイミングで乗法と加法の交換法則も学習します。
順番を変えても足し算同士、掛け算同士の答えは変わらないという内容です。
今までいろんなプリントで問題を解いてきた人ならなんとなく気づいていたかもしれませんが、それを数学的な法則として教えてもらいます。
12月
年末の師走に習うのは【分数】です。
この単元には10時間を使って学習していきます。
1に満たない数の表し方として使用する分数、2年生の3月に習ってはいるけど、その時には、1/2や1/4といったものを半分にしたり、4分の1にしたりと簡単なものでした。
今回3年生では、分数の概念を学習し、大きさの表し方を習います。
分母が違う数ではどちらが大きいのかを考えます。
1/4と1/5では1/4の方が大きい数です。初見で見ると数が大きい方が大きいのではないかと思われがちですが、分数の場合は分母の数字が大きいほど数としては小さくなっていくという現象があります。
これはうっかりミスやケアレスミスにつながるので少し慣れるまで時間を要するかもしれません。
計算問題も対応します。
この分数の計算問題は初期の足し算引き算なので、分母が同じ数での計算になります。
意味を理解してしまえば簡単な問題だと感じてしまいますが、学年が上がると分母が異なる場合での足し算引き算を解かなければならなくなり、通分や約分を覚えていくので、簡単なうちにミスなく基礎固めをしておきましょう。
この分数が終われば、2学期の復習をしてクリスマスやお正月といったイベント盛りだくさんの冬休みに入ります。
わからない単元があるのであれば、長期休みを利用して克服していきましょう。
1月
冬休み明けの新年一発目は【三角形】について学習します。
幼いうちからおもちゃなどで三角形については知っていますが、実際に三角形の正式名称があることは知りません。
二等辺三角形・正三角形・直角二等辺三角形など正式名称を知ることで、今後、三角形の面積を求めたり、角度を求めるようになります。
高校生になると、サインコサインタンジェントでも三角形は使うので、基礎という位置づけになります。
コンパスを使って三角形を正確に書く方法を学習したり、円や色紙を使って三角形の形を作っていきます。
三角形の角度をすべて合わせると180度になるという概念も学習します。
この角度の合計が分かることで図形問題で角度を調べるときに有効になりますので、必ず覚えておきましょう。
次は、小数について学習します。
小数の概念と表し方を初めて学習します。
今まで分数やグラム、メートル、センチメートルなどで1よりも小さい数というものに触れていてなんとなく知ってはいたけれど、正式には習っていなかった単元になります。
小数点がついた状態での大小比較、相対的な比較をはじめ、足し算を学習していきます。
数直線を使い、小数と分数での数の確認を行い、1/2が0.5だと覚え、1/4は0.25だと覚えていきます。
1/10の位までの小数点のある数での足し算引き算の問題を解いていきます。
この単元を学ぶことで、電卓などテンキーがあるところには必ずついている点の意味を知ることになるでしょう。
2月は 【2桁を掛ける掛け算の筆算】 を勉強します。
2学期の11月には1桁の筆算を学習するので、レベルアップした計算問題になります。
学校での学習する配当時間は6時間と限られているので、難しいと感じたり、学校でのスピードについていけない場合は、プリントなどを使って補いましょう。
この単元は、計算問題なので、学校で着いていけなくても、自宅学習などで挽回していきましょう。
もう少しで春休みも控えているので、その時に振り返りとして学習するのもありかと思います。
3月に入ると【□を使った式】を学習します。
お父さんお母さん以上の世代には、虫食い算と呼ばれています。
四則計算において、□を用いることで確かめ算ということも習得できるので、ケアレスミスを減らすことが可能になります。
この□を使った式は、今後1次方程式・2次方程式など使うことが出来ますので、覚えておくと今後の受験の時に必ず役に立ちます。
学年が上がる前の最後の単元は【そろばん】です。
古来日本で使われていた計算道具のそろばんの使い方を覚えます。
スケボーでもない、ギターでもない、そろばんの正式な計算術をマスターしましょう。
計算力・暗算力を向上するには、とても効率的な単元なので、このサイトにある計算問題のプリントでそろばんを使って解いてもいいかもしれません。
上記が3年生が1年間で学習する算数のスケジュールとなります。
お子さんが今どの単元を学習しているのかを知ることが出来るので、家庭学習で予習復習をすることが可能になります。
シンプルですが、算数は学習した時間が長ければ長いほど成績は上がっていきます。
予習・学校での授業・復習と同じ単元を3回もこすれば、頭への定着率も上がっていくので、地道に頑張ってエキスパートを目指しましょう。
小学校に通って3年。あんなにランドセルが小さかったのに、今では自分で友達と約束して自分から遊びに行くようになっている。
これまで、全く想像も出来ないほどの成長がありました。
算数に関しても、数字遊びをしていた子が。四則演算すべてを覚えてしまうというところまで成長しました。
算数の基礎ともいえる計算術をマスターする年齢になりましたので、必ずといっていいほど、出来る子と出来ない子の差が生まれてきます。
今まで引き算が出来ない、九九が覚えられないなどいろんな分岐点がありましたが、この3年生で四則演算を覚えてしまうので、このタイミングで足し算引き算掛け算割り算のおさらいをしていきましょう。
全てをおさらいすることのメリットとしては、出来ないところを覚えていくことで学習の取りこぼしをなくすことが出来る。
計算の基礎力がつくことで、いろんな応用問題を解くことが出来る。
これは教育にとってすごいことだと思います。
二次方程式を解くことも出来るし、かみ砕いて説明していけば、微分積分も理解することも可能だということです。
数学以外にも物理や化学にも発展することも可能で、等速直線運動や質量作用の法則など、幅広いことに応用が可能になります。
ただこれらは中学校や高校にならないと教えてくれないので、お父さんやお母さんが会話の中でそういった内容を教えてあげることが大事になってきます。
勉強しなさい、宿題しなさいという声掛けは大事ですが、自然の摂理は算数の基本的な計算方法から公式が出来ているっていうことを知ることで算数への興味のベクトルが変えることが出来ますし、勉強することへのモチベーションが上がってくるかもしれません。
これはあくまでも興味を持ってくれることが前提ですが。。。
でも、子どもが触れなければ興味を持つこともないですし、天才小学生も親御さんの鶴の一声がなければ普通の小学校生活を送っていくだけです。
あまり理系分野について詳しくないのであれば、一緒に科学館や博物館に行くのでもいいと思います。
勉強はただ机に座ってするものではないですし、勉強をしたあとにあるものがご褒美のYouTubeやゲームではなく、化石の発掘作業や天文学、計算によってプログラミングを覚えてアプリやゲームを作ることが出来るということも知れることで、勉強をする意味を知ることになります。
勉強が楽しいと思うことが一番いいのですが、勉強をする意味を知ることも大事だと思います。
勉強することで、大人になったときにゲームが作れるようになったり、発掘作業をすることで、人類、世界の歴史の謎を解き明かすことが出来る。将来の夢に近づくために勉強が必要だと分かれば、単純に嫌いというだけでは済まされなくなります。
自分の将来の夢に追いつくためには必要なことだということで、歯を磨く、お風呂に入る、ご飯を食べるように、宿題はもちろんですが、それ以上の勉強も当たり前にするものになっていきます。
そうなれば、学習時間が上がって成績が上がるので、本当に子供が小さいころに思っていた憧れの職業につく可能性が高くなります。