学習の目的
鶴亀算とは、ツルとカメが足の本数が違うというところにフォーカスした計算方法です。
ツルが2匹、カメが2匹いる場合、
ツルの足が2本、カメの足が4本あるので、全体の足の本数は12本になります。
問題としては、生き物の全数と足の総数が提示されているときに、ツルとカメ、それぞれ何匹がいるのかを調べるのが鶴亀算となります。
※このサイトでは鶴亀算の時、ツルを匹と呼んでいます。
ツルは正式には『羽』が正しい数え方の単位となります。
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実際のところ、鶴亀算は解き方を知らなくても答えを出すことは可能です。
でも、解き方を知らずに解き始めるととてつもなく時間がかかってしまいます。
一つ一つ、ツルが2羽の場合とか、ツルが3羽の場合などといった具合に検証をしていきます。
どの問題にも言えることですが、答えは必ずあるものなので、地道にやっていけば答えはいつかでてきます。
でも、地道に検証して答えを出すと、時間がかかってしまいます。
この鶴亀算がテストとして出てくるときは、たいてい受験などのテストの時が多いです。
大事なテストの時に時間をかけて答えを出すことは、かなり致命傷になります。
時間制限があるテストを受ける場合、いかに短時間に正確に答えを導き出すことができるのかがカギになります。
いかに早い時間で解き終えて、難しい問題にたくさんの時間を使うことで点数を多くとることが可能です。
わかっていること、時間を短縮して解ける問題は、早く解いてしまい、時間をかけたり、見直しに時間を使えるようにしておくといいと思います。
子どもによっては中学受験をされない方もいると思います。
だからと言って学校で必ず習うものではないから勉強しないというのは少し違うかなとも考えています。
つるかめ算を教えてくれる学校があれば、教えてくれない学校もあります。
習っていようがなかろうが、子供たちは当たり前のように高校受験をする年になり、大学受験をする年になります。
その時に知っているか知らないかというところで小さい差が生じてしまいます。
これが、鶴亀算であったり、平均算、通過算などの特殊計算です。
受験する大学や高校によっては学習していることが当たり前のようにテストで出題されます。
もしくは、大学受験のために予備校に通って塾の講師からレクチャーを受けるかもしれません。
その時に幼いころに自ら学習していたという土台があるかないかで伸びしろも変わってきます。
確かに、鶴亀算を小学生の時期に学んでいなくても、すんなり数学で躓くことなく進むかもしれません。
でも全員が全員そういうわけではないので、やれることはやっておき、来るときに備えておけば、数学に対しての苦手意識を持たずにいけることや受験での高得点の獲得に繋がっていくのではないのでしょうか。