小学4年生の算数で勉強する2桁で割る割り算の筆算

この記事は約4分で読めます。

学習の目的

割り算の基本は以下になります。
1、仮説を立てる
2、掛け算をする
3、引き算をする
4、1~3の繰り返し

2桁で割る割り算の筆算は、仮説を立てることが重要になってきます。
1桁の時は、掛け算の計算は九九で暗記しているので、仮説を立てやすくなっていましたが、2桁になると、計算が難しくなるので、仮説を慎重に考えて立てないと問題を解くのに時間がかかってしまいます。
この予測する・見当をつけるというのが、子どもにとって難しいのです。
今までの算数では、式を見て答えを計算する。
文章や図形を見て、答えを出すといった具合に、仮説を立てるということをしてこなかったのです。
なので、難関だと感じてしまうかもしれません。
勘を鍛えることは難しいので、繰り返し練習して慣れていきましょう。

プリントダウンロード

割り算の筆算に必要なことは、何度も繰り返し学習することです。
基本の、【仮説を立てる→掛け算をする→引き算をする】を以下にスピーディーにこなすかで計算力が違ってきます。
一番の難所である【仮説を立てる】部分を伸ばす方法は一つしかありません。
何回もいろんな問題を解くことです。
この勘に頼る部分は経験を積むことで、勘が冴えてくるようになります。
そもそも、仕事や料理、家事など生活において、勘で行っていることが多々あると思います。
塩の分量や、湯で時間など、何回もやってきているからこそ、なんとなくで正解を出すことが出来るのです。
それが出来るのも何回も成功や失敗を繰り返しているからこそ、勘で動くことが出来るようになるのです。
同じように仮説を立てるときも、何回もやっているからこそ、正当な数字を導き出すことが出来るようになるのです。
苦手だとか、難しいと思うのであれば、答えを見てもかまいません。
よく算数は考えて答えを出さなければ意味がないとか、答えを見て写しただけだとまったく成長しないという人がいますが、それは違うと自分は思っています。
算数こそ答えを写しまくって、考えずに問題を解くことで得られるものがたくさんあります。
考えて答えを出すという人は、算数・数学のできる人の考え方で学校の先生がよく言いがちです。
そもそも、考えても答えを出せないということは、算数の苦手だとか、数学嫌いと言われますが、本当は算数のことを知らない人なんです。
公式も解き方も知らなければ考えたところで答えが出てくるわけがありません。
アルファベットを知らない人にパソコンのキーボードのローマ字入力してみてと言ったところで、一文字も打つことが出来ないことでしょう。
そんな人に考えてみてと言ったところで何が生まれますか?
考えて考えて答えが出なかったとき、キーボードは真っ二つに割れているかもしれません。
その人は、このイヤな経験からパソコンを敬遠しがちになりキーボードに二度とさわることがないことでしょう。
算数もこれと一緒なんです。考えても答えを出せない人はある程度います。
特に3年生になれば、引き算、掛け算などの部分でつまづいてしまい、算数に嫌気がさしているかもしれません。
そんな子に考えて答えを出せと言ってもやり方を知らないし、覚える気もないので意味がありません。
なので、そういう子こそ、答えを写させるのが一番いいんです。
今回であれば、割り算の筆算ですが、これを考えて解くよりも、答えを写してもいいからたくさんの問題に触れることが大事だと思います。
たくさんの答えを写すことで、ある程度の問題の意図が見えてきますし、解き方も体で覚えてきます。
というか、同じような問題が多いということに気が付くはずです。
ひっかけるときの数字、割る数字には何の倍数の数字が使われやすいなどが見えてきて、割る数字の倍数を正確までいかないけど、この数字の5倍はだいたいあれぐらいだなという見当がついてきます。
そこまで分かってくれば、答えを写さなくても解答を書けるようになっていると思います。
自分で問題を解けるようになれば、テストの点数も上がりますし、算数自体が楽しくなってきます。
算数が嫌いな人こそ、進んで答えを写すところから始めましょう。
どんなことでも、最初からすべてできる人はいません、誰でもはじめは一から教えてもらい、そこからある程度覚えていきひとり立ちしていきます。
学問においてもそれは同じなので、出来ない人には問題を丸写しすることをお勧めします。
分からないからといって、勉強をすることを辞めるよりも答えを写しておけば学力が確実に上がっていきます。
算数の成績を上げるコツは、たったの一つでたくさんの問題に触れることです。
このときの触れるは答えを写すことも含んでます。
考えて答えが出ないという無駄な時間を過ごすなら、同じ時間で答えを見ながら10問でも解いた方が絶対に身になります。
たくさんの問題に触れることで、答えを導き出すための勘を磨くことができます。

スポンサーリンク
まんまるどりる