数字を作ってみよう(いくつといくつ)

この記事は約4分で読めます。

学習の目的

数字の成り立ちを勉強します。1つの数字がなにとなにでできているのか? というものです。
この問題を学ぶことで、これから学習する足し算・引き算を考えるときの基礎が出来上がります。何度も繰り返して、しっかり身に着けられるといいと思います。

こちらのプリントを使って学習していただいてもいいですが、最初のうちはプリントを使わずにおはじきやコインを使って学習することをおすすめします。
5を作る場合、5つのコインを置いて置き、それを二手に分けて答えを導き出します。
2つのコインを左側に置いたら右側には3つのコインが残ります。
そのように、数字を分解することでどの数と数で数字が成り立っているのかを理解することが出来ます。これを理解することで、繰り上がりのある足し算や繰り下がりのある引き算にも役に立ちます。

わが家では、それこそ「暗記」のように、繰り返しこの問題のプリントを解いてもらいました。
学校での学習と合わせて、繰り返しプリントを解くことで、数字がなにとなにで出来ているのかわかるようになりました。「8は3と5だから……」などとつぶやきながら、足し算・引き算の問題を解いていました。
うちの子はいま、この問題をもとに、2桁の足し算を解いています。どんなふうに解いているの?と聞いてみると「あと3で10だから、3をあげて……」と教えてくれて、「〇をつくろう」のプリントが活きているなと感じました。同時に、考え方を説明できるようになったことにも驚きました。
そして、はじめの数字の書き方からはじめた「プリントを解く」ことが習慣になったおかげで、こうして先に進んだ問題にもつながっていくんだなと実感しました。

プリントダウンロード

数字を作ることを覚えると、計算の基本と言われる足し算と引き算の仕組みを理解することが出来ます。
実際のところ、今回の単元で学習する問題は考えて答えが出てくるものではありません。
というよりも、5を分解するとしても片方が2であれば必然的にもう片方は3になります。
これを考えて答えを導き出せと言われても、無理な話です。
それよりも、答えを写してでもいいので暗記してしまうのがいいかもしれません。
算数で暗記なんてという方がいるかもしれませんが、算数こそ暗記科目だと思っています。
特に、今回の単元は、考えたりしても答えは変わりませんし、応用問題として問題が出題されることもないので、覚えてしまうことの方が近道です。
これを覚えてしまい、ついでに足し算や引き算も暗記してしまうのがいいかと思います。
足し算が理解できない、引き算でいつも同じ場所を間違えてしまうという子供に多いのは、数字の構成が把握できていないというパターンが大半を占めます。
高学年や大人になれば、足し算、引き算は自然と理解できるようになりますが、小学1年生のうちに理解が出来ないと算数が苦手になる確率が高くなります。

逆に、この数字の作り方の理解を完璧にすることで、他の子よりも算数が得意意識が芽生えてきます。
この得意意識があることで、算数の問題への意欲的に取り組むようになり算数が好きになる可能性が高くなります。
ちなみにうちの子は、この【数字を作ってみよう】のプリントをYouTubeを1つ見るたびに1枚解いてもらいました。
YouTubeが見たいので、見るためにはプリントしなきゃと頑張っています。
人参をぶら下げた馬みたいになってしまいましたが、そのおかげで小学1年生の足し算や引き算の問題は得意になりました。
最初のころは難しいと思っていたのですが、今では、プリントのレベルも上がり、一枚のプリントを2分以内で解けるようになりました。
また、計算を多くこなした結果、ある程度の計算については答えを暗記してしまっています。
なので、繰り上がりも繰り下がりも考えずに答えを出しています。
ここまでのレベルに達すると、学校での算数の授業では悩むこともなく、難しいと感じることもないので、テストでもいい点が取れるので、算数とは楽しいものだと思ってくれています。
これは何か特殊なことをしたのではなく、基礎問題を何回も何回もしてきただけです。

好きだから何?得意だと何かいいことあるの?と思いがちですが、好きだからこそ算数が得意科目になって、自主学習で算数をやる回数が増えてきます。
小さいうちは、勉強をした時間やこなした問題の数がそのまま学力へ結びつきます。
算数やほかの強化でも得意意識を持つことで、学力向上が見込め今後の中学受験や学校でのテストなどにも役に立ってきます。

逆に苦手意識がついてしまうことで、勉強嫌い・算数苦手になりやすくなってしまいます。
そうなってしまうと、今後の中学生・高校生になって期末テストや大学受験で苦労してしまう可能性が高いので、甘く見ずにしっかりと子供に算数の基礎を覚えさせましょう。
逆に算数と英語さえ基本が出来ていれば大学受験では相当有利になると言われているのもあります。

スポンサーリンク
まんまるどりる