虫食い算(足し算)

この記事は約4分で読めます。

学習の目的

虫食い算は、式の途中に□があり、式全体から□に当てはまる数字を求める問題です。
式は足し算の形式になっていますが、答えを導きだすときに必要な計算式は「引き算」なんです。

【4+□=7】の問題を解くときは、
【7-4=□】と置き換えて、□の答えは3になります。

この考えを身につけることで、計算問題の確かめ方がわかるようになることでしょう。
もし問題が難しいと思われた場合、引き算のプリントを解いて、問題の変換を理解してから再チャレンジをしてもいいかもしれません。

プリントダウンロード

学校では習わない子もいるかもしれない単元ですが、虫食い算をやる学校や塾の生徒は、学力水準が高いという情報もあるそうです。
足し算や引き算の基礎が理解できていることを前提に、応用問題としてこの虫食い算をやってみるといいかもしれませんね。

もし、この虫食い算の問題が難しいと感じるようなら、一度、基本問題へ立ち返って足し算や引き算の復習をしてから、再度トライしてみたらいかがでしょうか。
でも正直、学校で習うわけではないので、無理をして解く必要はないんです。子どもの学力や計算の仕組みについての理解度を測るために、やってみるという程度でいいかと思います。自粛中やおうち時間中にゲームをする感覚で、虫食い算の問題プリントを解いてみるといった具合でいいかなと思います。
虫食い算ができると四則演算の理解度が向上して、計算力・算数の問題の処理力が早くなるのではないでしょうか。

私は、小さいころ、この虫食い算をやっていたときは楽しかった記憶があります。
算数の問題の一つということで、一般的に見れば勉強という括りをされてしまいますが、通常の計算とは違う箇所の答えを探すということで何かしらのパズルみたいなゲームだと思っていました。
いつもは、【=】の右側を数字を導き出すのですが、【=】の左側に〇といった不明な数字を求めるのです。
いつもと違うことってなんとなくワクワクしますよね。
勉強にしても同じです。いつもと違うところの答えを求めるなんてなんかワクワクするものなのです。
そんな気持ちで取り組むと、勉強をノルマだという考えから遊びっぽいなという考えにすり替わっていきます。
上記のように勉強という気持ちから遊びみたいだ、パズルみたいという認識を持つことで、虫食い算やつるかめ算といったものは、算数だけどゲームみたいだと思いながら問題に取り組むことで楽しくなってました。
子どもにも勉強ではなく、ゲーム感覚で学習してもらえれば算数が好きになってくれる可能性も高くなります。
楽しくなって好きになれば、算数が得意な子どもになってくれるかもしれません。今後の成績であったり、受験にも活用できることでしょう。
環境や学習方法を工夫して、楽しく勉強して、楽しく算数の成績をあげていけたらいいなと思います。

子どものうちは算数は勉強と感じてしまうかもしれないけど、大人になると算数や数学で培ったものはいろんなものに使われているし、身近にあるなんてことのないものを突き詰めていくと、数学の理論が応用化されて使われているというものがたくさんあります。
こういうことを知ることで、算数を勉強する意味や意義を知ってくれたらいいなと思っています。
「どうせ算数なんて生活していくのに必要ないし」なんていうことを言わずに、「これもこれも算数や数学が使われている」という大人になってほしいものです。

スポンサーリンク
まんまるどりる