繰り下がりのある引き算

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学習の目的

2桁-1桁の計算で繰り下がりがある場合の計算方法を把握して、計算問題を解けるようになる。
これまでは1の位同士で引くことでき、繰り下がりが必要なかったのですが、今回のプリントでは10の位を利用して計算をしていくようになります。

繰り下がりに取り掛かる最初には数字を分けて計算すると考えやすいです。
例として、16-8の問題を考えるとします。
16を10と6に分けて、
10-8を先に計算します。
10-8=2
2と分けておいた6を足します。
2+6=8
16-8=8になります。

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動画で解説

上記に説明には10から先に計算すると書きましたが、それ以外にも方法があります。
先ほどの同じ問題16-8を考えるときに
10と6に分けるまでは同じです。
その後の計算として、6と8を先に計算してしまいます。
そうすると-2となるので、10-2=8になります。

ただこの計算もあるよというぐらいに覚えておいてください。
繰り下がりのある引き算に関しても最終的には覚えてしまえば息をするように自然に解くこと出来ます。
なんどもプリントを解くことで考えることなく問題を解くことが出来るようになりますので、着実に計算問題をこなしていきましょう。

小学校に入学して最初のうちは、数字の書き方であったり、数を数えたり、順番に並べたりと見たり、少し考えただけで答えが出てきました。
そこから学校の授業は、足し算といった数学の基礎とも言える四則計算がスタートしていきました。
綺麗事ではないので正直に書かせていただきますが、学期が進むにつれ、学年が上がるにつれて算数・数学が苦手な子どもが増えていくという現実があります。
今回の繰り下がりのある引き算も、苦手になってしまう原因の1つです。
苦手になってしまう原因で一番多いのは学習時間の少なさです。
これに関しては家族で協力してあげることが大事になってきます。
小学1年生に勉強していなさいと言っただけでは通用しません。
時間があるのであれば、一緒に宿題をしてあげたり、子どもの勉強している横で書き物や読書などして一緒に学習をしている時間を過ごしてあげるのがいいと思います。
家庭教師のように親御さんが授業をしてあげたり、実際に家庭教師や塾に通わせてあげるのがベストですが、経済的な問題で難しいのであれば、勉強しているときはテレビやスマホを消して横で一緒に過ごしてあげましょう。
最初だけ、一緒に過ごしてあげれば、自然に勉強机に座って学習する癖がついて勉強するようになりますよ。

繰り下がりの引き算が出来ないくて算数が嫌いになって、そのまま勉強が嫌いになってというパターンにおちいる子どもがいるという現実があります。
自分の子どもがそうならないようにするために、親として一緒に勉強してあげるのが一番いいのですが、そこまで時間がないよっていう人もいると思います。
現在、共働きやシングルなど様々な家庭環境があるのが当たり前になってますし、子どもに時間をとってあげたくても、一緒に遊んだり、旅行したり、ゲームしたり、ママ友たちと一緒に思い出を作ったりと一緒に過ごす時間にしても優先順位が発生してしまい、一緒に勉強をするということは順位的にも下位になってしまいがちです。
時間はみんな24時間しかありませんし、夜は夜で寝る時間を確保しないと次の日の学校生活に響いてしまいます。
そんな時間がないけど、繰り下がりの引き算をマスターしてほしいというのであれば、計算カードを作って何回も繰り返しやるか、同じ問題プリントを繰り返しやるかというぐらいがいいかもしれません。
どちらも同じ繰り返しやるということなんですが、結局、高校生までの算数や数学は暗記科目だと思っています。
考えてもわからないものはわからないし、答えを出すことはできないのです。
となると、やはり暗記してしまうのが一番です。
11-5=6、18-9=9などの繰り下がりのある引き算を考えなくても問題が解けるようになるのが理想です。
結果として、子どもが学校のテストで100点を取ればいいのです。そして、算数への苦手意識を持たずに、得意意識をもって成長してくれれば万々歳なのです。
この繰り返し何回もやって覚えていくのは、2年生の九九が代表例です。
2年生の2学期から学校によっては進学する直前の春休みまで毎日宿題で1の段から9の段までの音読・暗唱を出してきます。
これでもかというほどの、音読や暗唱をすることで日本人は掛け算を当たり前のように計算することが出来ます。
道を歩いている人に、いきなり、【8×7=】と聞いたらみんな普通に【56】と答えてくれます。
これは、2年生のほとんどの時間を九九に費やしていたからなのです。
これを応用として使うのであれば、算数の足し算や引き算もすべて、同じ問題を何回も何回も同じ問題を解くことで自然と考えなくても答えを出すことが可能になります。

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まんまるどりる