虫食い算(引き算)

この記事は約3分で読めます。

学習の目的

引き算の虫食い算は、足し算の時と違い、方程式の基礎と言ってもいいかもしれないと感じています。
□が右側にある場合は、引き算。
□が左側にある場合は、足し算という具合です。

まずは右側に□がある場合の【7-□=5】を考えてみましょう。
これは【7-5=□】に置き換えることが出来て、答えは【2】となります。

つぎに左側に□がある場合の【□-2=5】を考えましょう。
これは【□=5+2】に置き換え、
さらに【5+2=□】に変換できて、答えは【7】になります。
この考えを念頭に置いて問題に取り組みましょう。

プリントダウンロード

虫食い算は中学生で習う、方程式の練習になるのではないかなと思います。
小学生のうちは□で穴埋めのような問題で「虫食い」という名前で、なんだかかわいらしく表現されていますが、□の部分はxやyで表現されていきます。
【7-x=5】という問題に変わり、答えも【x=2】という形になります。

このような方程式の考え方は小学1年生に難しいかもしれませんが、虫食い算というゲーム感覚で先の内容を学べることはすごくいいことだなと思います。
早いうちから、算数に対して興味を持つことが出来るかが今後の成績アップのカギを握っているはずです。
一緒に買い物に行くときに、何気なく置いてあるニンジンやキャベツなどを題材に簡単な計算問題を出し合いながら、遊びながら練習をしていくといいかもしれません。
買い物であれば、高学年になったときに2桁・3桁の足し算引き算を覚えたときに、金額の計算をさせてもいいと思いますし、小学2年生で覚える、掛け算の問題として、100円のネギを3本買ったらいくらになりますか?なんていう問題を出すのもいいと思います。

日常生活で周りをよく見ると、世の中には数学や算数が溢れています。
お財布に入っているカードの縦と横の割合は黄金比に近い数字ですし、テレビの画角は4:3から16:9に変わっています。(小学生は、ブラウン管テレビなんでしりませんからわからないかもしれませんね)
このような身近にあるものも数学が関わっています。
小学校によっては虫食い算を習わないところもあるようです。
実際に、小学1年生にとって虫食い算は難しい内容となっています。難しい問題で、算数が嫌い!となってはもともこもないので、学力・計算の処理能力をワンランク上げられたらな…と考える方にお勧めします。

もし子どもが虫食い算をスラスラ解けるようになったら、xを用いた方程式にチャレンジしてみてもらってもいいかもしれません。
小さいうちの頭の吸収力は凄まじいものがありますので、問題が出来ていければドンドン先に進めてあげましょう。
1年生が九九を覚えていけない決まりはないし、小学生が連立方程式を解いてはいけないという決まりもありません。
子どものやる気や進み具合を最大限に活かして、算数を好きになってくれるように楽しく学習を進めていけたらいいですよね。

スポンサーリンク
まんまるどりる