学習の目的
3つの数を足す計算をひとつの式にすることを知り、まとめて計算できることの便利さを学ぼう!
計算するときに、前から順番に計算することが出来るとよいでしょう。
3つの数の足し算の計算式の意味を理解しましょう。
繰り上がりのある場合については、10を作ることを意識し、効率よく計算ができるようになるといいですね。3つの数の計算を理解することで、今後の文章問題で具体的な想像がしやすくなり、計算式や答えまでの見通しやすくなることでしょう。
問題プリント
次に学習する項目
3つの数の引き算(3口の引き算)
3つの数の足し引き算(3口の足し引き算)
学習の目的で「3つの数の計算するに、10をまず作りましょう」と書きました。
具体的に説明しますと
【5+7+4=】を考える際に、頭の中で計算をしてしまって【16】と考えて答えだけを書くよりも
途中式も書いてしまう方が正解率が上がります。
【5+7+4=2+3+7+4=3+7+2+4=10+6=16】
ここまで丁寧に書く必要はありませんが、頭の中で考えていることを途中式として書くことができると、問題を解き終わった後に振り返りをするときに自分がどこでミスをしているのかに気付きやすくなります。
親としても、子どものプリントの丸付けをしているとき、間違えた箇所を早く察知することが出来、苦手な部分・勘違いして覚えている部分を教えてあげることが出来ます。
そういう意味でも途中式を書くことが大事になってくると思います。
他にも、学年が上がるにつれて、四則計算が混ざった計算問題も出てきます。
掛け算割り算を先に計算する、()の中から先に計算するなど、暗算が難しい問題も多くなってきます。そのときに、途中式を書くことがクセのようになっていれば、頭の中と目に見えて整理できるので、問題も解きやすくなります。
また、このように途中式を書くクセがあると、今後の中学受験や高校受験などの記述問題で部分点をもらうことが出来ます。答えはわからないけど、考えかた・問題の解きかたの方向性はわかってるんだ!と途中式で示すことで、努力を点数につなげることが出来るのではないでしょうか。
ちなみに自分は、途中式を用いるのが好きです。
少しずつ正解に近づいているという、ワクワク感がたまらないですね。
そういう楽しみ方を身につけてくれたらいいなと思ってプリントをつくっていきますので、楽しく学力を上げていってください。
ある程度、計算に慣れてきたうちの子どもに、左側から計算するセオリーではなくて、式の途中で10が作れるところがあれば、先に作っておくと計算が早くなるよと教えてあげました。
最初はポカンとしていたのですが、実際に一緒に問題を解いてみたらピカーンとひらめく瞬間があって面白かったです。
子どもは最初にセオリー通りに
5+3+5=8+5=13
と解いていたのですが、裏ワザとして子どもと一緒に解いた計算方法
5+3+5=10+3=13
こっちの方が簡単に解けると教えてあげました。
小さい我が子は、これがパズルみたいだと思ってくれたみたいで、楽しそうに解いてました。
子どもが小さいうちは、オーバーリアクションで褒めてあげる・一緒に勉強をすることを心がけましょう。
難しい、嫌いと認識してしまう前に、楽しいとか、答えが合っていて正解して嬉しかったという認識を植え付けてあげましょう。
好きになってしまえば机に座ってくれる時間が長くなってくれると思います。
学力が高い子どもに共通していることは、机やテーブルなどで長時間座って学習が出来るということがあります。
リビングのテーブルでもいいですし、ダイニングテーブルでもOKです。
長時間座っていることが出来るということは、自然と勉強をする時間も長くなり、結果として学力が上がるという仕組みになっています。
長時間机に座っているけど、漫画を読んでるだけだったり、ゲームしかしないから成績が上がらない人もいるかもしれません。
でも、そういう子どもこそチャンスだと思っています。
今まで遊んでいたものを除外すれば、ゲームが読書に変わったり、漫画が参考書になるかもしれません。
その子には、長時間イスに座れるという長年積み重ねたものがあるので、座りながらしていたことを変えてあげれば、学力は上がっていくと考えられます。
そもそも机に長時間座っているという習慣がない場合、いざ、勉強をしても気が散ってしまいその場から離れてしまいます。
そうなると、勉強時間が少なくなってしまい、学力が上がる見込みがありません。
なので、まず小学生低学年のうちは、机に座ることを意識してあげてください。
学校の宿題はもちろんですが、それ以外の学習として楽しみながら出来る、3口の足し算を使っていただければ幸いです。
この時期は、学校で習うことも簡単で、先生も子どもたちが楽しめるように授業を展開してくれています。
楽しい授業の延長として家庭での学習にうまくつなげられたら、勉強が好きとまでは言いませんが、勉強をすることが苦にならない子どもに育ってくれるんじゃないかなと考えます。